今年もそろそろ年賀状の季節が近づいてきました。
そんな中年賀状を制作するにあたって、みなさんはどんなイラストなどを利用するでしょうか?
まず思い浮かぶのは、新年の干支なのではと思いますが、その他にはやはり色々な縁起物があるのではと思います。
年賀状らしい縁起物としては、鏡餅、竹、宝船、俵、鶴、招き猫、梅、獅子舞、羽子板、鯛、凧、七福神、扇、松、初日の出、だるまなど様々ですが、縁起物を大きく区分すると、正月飾り、正月の食べ物、正月の置物、正月の風物詩、正月遊び、冬の物、人物などになるのではと思います。
また年賀状には新春の植物などもお馴染みだと思います。
中でも福をもたらすとされお正月にとても適している七福神は、日本で信仰されている七柱の神様です。
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その七柱とは恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋ですが、この室町時代から信仰されているとされる神々は、インドのヒンドゥー教(大黒、毘沙門、弁才)、中国の仏教(布袋)、道教(福禄寿、寿老人)、日本の土着信仰(恵比寿)が入り混じった神仏習合から成る、日本的といえる信仰対象だそうです。
中でも恵比寿は、蝦夷の別称で、外来のものを意味する事もあり、日本の神ですが、恵比須、夷、戎、蛭子、胡、などとも書きます。
呼び方にはえびっさん、えべっさん、おべっさんなどがあります。
現在では七福神の一員としてのイメージが強いですが、それは中世以降の信仰で、本来の由来はとても複雑だそうです。
えびすを称する神というのは複数あって、イザナギ、イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)か、大国主命(大黒さん)の子である事代主神(ことしろぬしかみ)とされる事が多く、同じえびすを祀る神社でも場所によって神が異なるそうです。
七福神はおめでたい存在とされ、七福神めぐりを行ったり、正月に枕の下に七福神の乗った宝船の絵を入れておくと良い初夢が見られるなどとされています。
七福神に限らずその他色々ある日本の伝統的な縁起物なども、年賀状に使用すると風情も出てとてもいいと思います。
年賀状の配達
郵便局の配達体制といってもよく知らない事も多いですが、年賀状の季節の学生アルバイトなどはよく耳にするのではと思います。
郵便局にとっては、年賀状の数の多さと、それに併せて一般の郵便物もあり通常の人員だけでは間に合わない為学生を中心としたアルバイトを動員して年末年始を乗り切るそうです。
通常の時期は一区間を1人で受け持ちますが、年賀状の季節には通常の期間の担当者が通常郵便物の配達順への生理業務を局内で行い、外での勤務の配達をアルバイトが行う、という体制を取ることもあるそうです。
都市部の局など、処理量が多く局内では作業が間に合わない場合、年賀状区分専門の仮説プレハブや会議室の利用で12月下旬の区分作業だけを行います。
大晦日の昼頃には、元日に配達する年賀状を準備し、片づけを行い、年賀状臨時体制は修了し元日に備えます。
元日の配達は朝に出発式を行う郵便局も多いですが、元日には山場は過ぎており、実際に配達する年賀状は、配達区間周辺の郵便局に前送りしてあったり、学生アルバイトや職員などに前送りしてそこから各家庭へ配達される事もあるそうです。
しかしこの体制は個人情報の観点から苦情も増えています。
午前中に配達完了をするように努力するのが普通です。
希望すれば年末年始の休暇前に届いた年賀状を受け取る事も可能ですが、郵便局との相談が必要です。
お正月期間だけの年賀状ですが、沢山の人が関わりきちんとした体制の元で配達されているようで、時間厳守の日本らしい体制でもあるなと思いました。
郵便局の年賀状
年賀状というと郵便局が思い浮かぶ方も多いと思いますが、郵便局は「郵便年賀.jp」という年賀状サイトも開設しています。
キャッチフレーズは、CMなどで目にした事もあると思いますが「年賀状は、贈り物だと思う。」です。
サイトの主なコンテンツは4つで、「年賀状を知る楽しむ。」「年賀状を作る。」「年賀状を買う」、「キャンペーン情報」となっています。
「年賀状を知る楽しむ。」の中から「年賀のトリビア」では年賀は昔高齢を祝う事だった事や、「あけましておめでとう」の意味や、年賀状は1月2日に描く物だった事のエピソード、年賀郵便制度の始まった明治32年のエピソード、「賀正」という言葉のあやふやな点などが取り上げられています。
「年賀状を作る」には、色々なレイアウトのある「おすすめライブラリー500」、「年賀文例ジェネレータ」、「郵便番号検索」があります。
「年賀状を買う」では「販売商品紹介」、「通販サービス」、「EZケータイPOST」、「So-netオンラインハガキ作成」、「キャンペーン情報」では「「日本の味・宿・旅」プレゼント!」、「あの人からの年賀状」のコーナーがあります。
「あの人からの年賀状」では上野樹里、大竹しのぶ、劇団ひとり、坂本龍一、森迫永依、養老孟司などが登場しています。
年賀状を制作する際にもとても便利なサイトなのではと思います。